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「フリースクールって何?」大分で子どもに合った学びを探すあなたへ。オルタナティブスクールとの違いと“ここのね”の役割とは?

更新日:2025/04/18

子どもが学校に行けない―それってダメなこと?

朝、ランドセルを前にうつむく我が子を見ると、どう声をかけたらいいか戸惑いますよね。

「自分の育て方が間違っていたのかな?」「甘えさせすぎたかな?」

と悩んだり、自分を責めたりすることもあるかもしれません。でも、あなたは一人ではありません。僕自身、そんな悩みを抱える親御さんと何度も出会ってきました。

子どもや自分自身を責めるのではなく、「だったらこうしてみたら?」と新しい選択肢を探してみませんか?

学校に行かないのはダメなこと?「がまん」よりも「くふう」を大切に。

実は現在、日本には約34万人もの不登校の子どもたちがいます。これは過去最多の数字で、11年連続で増え続けています。そんな状況なのに、日本の教育スタイルは明治時代からほとんど変わっていません。同じ教室で、同じ速度で、同じことを学ぶ教育が、これからAIやロボットが活躍する社会で本当に必要な力を育てられるでしょうか?

「学校が苦しい」と子どもが打ち明けてきた時に、「ガマンしなさい」と返すことが解決策になるとは思えません。むしろ、子どもたちは孤立し、相談さえできなくなってしまいます。

しかし、日本の社会では「好きなこと」や「趣味」は、勉強や仕事の邪魔とされ、「我慢」が美徳とされています。でも本当に我慢が素晴らしいなら、人類はとっくに絶滅しているはずです。人類がここまで進歩したのは、寒さや不便さにただ耐えるのではなく、「くふう」や「改良」をして乗り越えてきたからです。

僕自身、小学生の頃にプロサッカー選手を目指していましたが、厳しい指導がサッカーを苦痛に変え、心が壊れそうになった経験があります。そんなとき、両親がくれたのは、「頑張れ」というガマンではなく「こんなスクールがあるよ」という新しい選択肢を示すという「くふう」でした。この経験から、「求めていないことを無理やり与えるのはよくない」と強く感じました。

「がまん」ではなく「だったらこうしてみたら?」という工夫が、今の教育には必要です。不登校は、子どもが主体性を取り戻すための重要なチャンスだと僕は思います。

そんな子ども達が力を発揮しやすい場所が、フリースクールという新しい学びの選択肢なんです。

フリースクールとは?学校とはちょっと違う“学びの居場所”

「フリースクール」とは、学校に通えない・通わない子どもたちが、自分らしく学び育つための居場所です。
文部科学省の定義によると、フリースクールは民間の団体が運営する「多様な学びの場」。正式な学校ではありませんが、学習の機会を提供したり、仲間との関係性を育んだりすることができます。

多くのフリースクールでは、

  • カリキュラムが自由(時間割や教科の縛りがない)
  • 学び方を子ども自身が選べる
  • 大人との関係もフラットで安心できる

など、子ども一人ひとりの個性や気持ちを大切にした運営がされています。

フリースクールとよく似た言葉に「オルタナティブスクール」があります。
これは、英語の “Alternative”(=代替の、もうひとつの)という言葉のとおり、“学校に代わる新しい学び”を意味します。モンテッソーリ教育やシュタイナー教育など特定の教育哲学や価値観を持つ、新しい教育の形を目指す学校です。不登校の有無にかかわらず、教育のあり方や理念に共感した子どもたちが通っています。

両者に共通するのは、子ども一人ひとりの個性や意思を尊重し、自主性を育てる自由なカリキュラムを提供している点です。子どもの特性や家庭の教育方針に合わせて選択できることが、これらのスクールの最大の魅力です。

大分県内にもある!学びの多様な場

大分県内にも、たくさんのフリースクールやオルタナティブスクールなどの多様な学び場があります。

理科フリースクールマイム
大分市にある「理科フリースクールマイム」は、学ぶことの楽しさや面白さを大切にしています。科学、モノづくり、プログラミングが好きな仲間と一緒にトコトン取り組めるフリースクールです。
みんなの学校
大分市にある「みんなの学校」では 自然豊かな環境を活かし、野外活動や体験型の自由な学びを重視した教育を行っています。決められた時間割も、指示を出したりみんなと同じことを強制する「教師」もいないことが特徴です。

これ以外にも、多種多様なスクールがあります。

スクール選びには、お子様との相性がとっても大事です。ぜひ一度見学や体験をしてみてくださいね。

「ここのね自由な学校」ってどんなところ?

「やりたいがすべてのはじまり」

この言葉をキャッチフレーズに、大分県豊後大野市で活動しているのが「ここのね自由な学校」です。
ここのねでは、大人が一方的に教えるのではなく、子どもたちが「やりたいこと」から学びを広げていきます。

特徴的な活動には、たとえば…

・1年生から自分で申請して「やりたい」夢を実現するプロジェクト
・本物の自然の中でたくましく生きる力をつける暮らし・野外体験
・意見をぶつけ合いながら民主主義を学ぶ土づくり(対話)の授業

人と比べる自信ではなく、「できなかったことができる」体験を通じて、本当の自信を育んでいます。

ここのね通信:宿題がない学校で「宿題やりたい」が溢れるのはなぜか?

まとめ:あなたと子どもにとって、“合う”学び方がきっとある

学校に行けない、行かない。
でもそれは、「終わり」ではなく「はじまり」かもしれません。
一人ひとりに合ったペースや方法で、ちゃんと学び、育つことはできます。
大切なのは、「安心できる居場所」と「信じて見守る大人のまなざし」
あなたとお子さんにぴったりの学びの場所が、きっとどこかにあります。

そのひとつの選択肢として、ぜひ「ここのね自由な学校」のことも、知ってもらえたら嬉しいです。

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